2020年9月7日月曜日

庭のシダ

庭に生えている植物は樹木以外はほぼ勝手に生えているように思っていたが、本当は違うのかも知れない。 と思い始めたのは、薬味のための茗荷、大葉、三つ葉などが生えている不自然さからだった。 昔は生えていた(たしか枯れてしまった)山椒もアゲハチョウの餌と思っていたが木ノ芽として使えるものだし、雑草然と生えてもいた薄荷も何か使う意図があったのかも知れない。

などと考えたとき、シダ植物の類いも実は人為的に植えられた可能性がないとは言い切れない。

いかにもシダっぽいシダはイヌワラビだろうか。 図鑑を見ても判断が付きにくい。 勝手に生えてきそうだと思うがどうか。 奥に写るトクサは明らかに植えた物が元だろう。

最近気になったのが、この檜の葉っぱのようなイヌカタヒバ。 写真を撮った辺りとは全然別の一角にも繁茂している。 元来の生息地である沖縄地方では絶滅危惧種だが、園芸品種としてはよくある物らしい。 つまり人為導入説を示唆する物証。 石の間にあるのはイノモトソウ。 これはどっちだろう。

自転車に絡みつくように伸びるのはおそらくカニクサ。 今までも生えていた物か、最近生えてきた物か。 最近生えてきたならば、自然由来もあり得るという証左になる。

今回は見つからなかったが、以前はヤブソテツかそれに近い種類の大雑把な葉っぱのシダもあったはず。 あれは何となく大ぶりだし、植えた物だった可能性が高かったと思う。

結論が特にあるわけではない。 シダ植物は見た目が綺麗で好き。