2018年10月20日土曜日

爬虫類はだいたい絶滅危惧種

都道府県レベルで指定されている絶滅危惧種というのがあって、その地域で見られなくなりつつある生物が指定されている。 池の水を抜いてみるテレビ番組でよく言及されていたりするので、そういうリストの存在は知っていたが、ウェブ上で見ることができるのは知らなかった。 東京都の場合レッドデータブック東京というサイトで調べることができる。

爬虫類を普段の生活の中で見掛ける機会がそう多くない地域に住んでいるのは確かだが、見ないわけではない。 その見ないわけではない種がことごとく絶滅危惧種に指定されていたのを初めて知った。

まずはヤモリ。 学名 Gekko japonicus、和名はニホンヤモリ。 家の壁とか窓とかに主に夜見ることが多いが、東京都区部では絶滅危惧 II 類に分類されている。

ついでカナヘビ。 学名 Takydromus tachydromoides、和名ニホンカナヘビ。 庭木などの上で日向ぼっこしていたり草むらを歩いていたりするかわいい顔をした細長いトカゲだが、これも区部では絶滅危惧 II 類に分類されている。

トカゲ。 学名 Plestiodon japonicus、和名ニホントカゲ、という扱い(ヒガシニホントカゲとはしていない)。 カナヘビよりややずんぐりしていてテカテカしている、若い個体は青っぽい、トカゲ。 これは区部ではよりランクの高い絶滅危惧 I 類に分類されている。

これらトカゲ類が絶滅危惧種としてリストされているなら、当然それ以上に見る機会の滅多にないヘビ類は当然絶滅危惧 I 類だ。 と思いきや、アオダイショウはもう少しランクの低い準絶滅危惧だった。 意外にいるところにはいるのか? 一方、その他のシマヘビ、マムシなどは区部では予想通り絶滅危惧 I 類だ。

そういうわけで、東京都区部の爬虫類はだいたい絶滅危惧種、という状況を知ることができた。 その他の県の状況は日本のレッドデータ検索システムなどから調べることができる。

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