2014年1月4日土曜日

2013年の読書

読んだ本は読書メーターに記録しているのだが、mftさんの2013年の読書メーターまとめ を見てもさっぱりなので、ちょっと書いておく。 2013年に読んだ本で印象に残っているものベストスリー。

1位 黒川信重・小山信也「ABC予想入門」PHPサイエンス・ワールド新書。 転職した4月に読んで、このブログにも関係する記事を書いたりしたので、記憶に残った。 ABC予想は強力すぎて嘘くさい予想だと思っていたが、京大数理研の望月教授が証明した(というプレプリントを公開した)という話題もあり、ある意味時事ネタ。

2位 戸部博・田村実「新しい植物分類学 III」講談社。 現実世界を追認するだけの分類学なんて何が面白いの? と昔は思っていたものだが、こういう本を読んで DNA を使った系統の推測の話なのだということが理解できると、案外面白かった。 昔習った分類とは異なり今は「コケ植物」は単系統群でないのでセン類・タイ類・ツノゴケ類の総称でしかないとか、雑然とまとめられていたユリ科はいくつかの分類群に整理されたとか、ヤナギとスミレは近縁とか、新しい知識が得られた。

3位 白浜鴎「エニデヴィ 1」エンターブレイン。 最後は絵が綺麗なドタバタマンガ。 基本的に自分のマンガの好みは絵が綺麗なことと楽しいことに尽きるのではないかと思う。

これら以外に読んでいたのはIT系とか地学系が多かったが、2014年は何を読むことになるだろうか。

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