スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

1月, 2015の投稿を表示しています

アラビアータと狂犬病

皆さんご存知のアラビアータ。 トマトソースにトウガラシを大量に投入した辛めの味付け。 アラビアータという名前がアラビア風ではなくて怒りだという豆知識はそこそこ知られているようだ。 綴りは arrabbiata なので、より正しくはアッラッビアータという発音になる。 arrabbiata は動詞 arrabbiare から派生した名詞形だ。 意外なことに辞書の最初に出てくる意味は怒るではない。 vi (aus essere) (cane) → to be affected with rabies (persona) far arrabbiare → to make sb angry (arrabbiarsi) vip → to get angry, fly into a rage the free dictionary (Collins Italian Dictionary 1st Edition © HarperCollins Publishers 1995) 英語で rabies というのは狂犬病のことである。 つまり arrabbiare の第一義は(犬が)狂犬病に罹るという意味だったのだ。 イタリア語に戻ると狂犬病が rabbia なので、arrabbiare は多分 ad + rabbia + are に分解して理解すればいいのだろう。 食べ物の名前に狂犬病が潜んでいようとは。

use.mask でマスクされた USE フラグをアンマスクするには

何かの都合で、パッケージの必要な USE フラグがマスクされていることがある。 たとえば現在 prefix 上で各種 LISP のフラグがマスクされてしまっている。 どこでそんなことにされてしまっているかというと、$EPREFIX/usr/portage/profile/base/use.mask だ。 # Andrey Grozin (25 Jun 2014) # These lisps are available only on some arches clisp clozurecl cmucl ecls gcl sbcl ありがたい設定だね、まったく。 というわけで、このマスクを外したい。 たとえば、sci-mathematics/maxima をインストールしたいのに sbcl フラグがマスクされているから、LISP 処理系として SBCL が選べない状況だったりするのは、実際に dev-lisp/sbcl パッケージがキーワード付けされて存在する以上おかしい。 方法は、最初 use.unmask ファイルみたいなものがあるかと思ったのだが調べてみるとそうではなくて、use.mask に - 付きで USE フラグを書く。 二重否定みたいで少し解りづらいが、 man 5 portage にそう書いてある。 つまり先程の sbcl を例にとるとこうだ。 # sbcl フラグのマスクを外す -sbcl 自分で設定する use.mask は当然 $EPREFIX/etc/portage/profile に置く。

杉並区内の金太郎

最近某ゲームのために杉並区内を歩き回っている。 それでふと気になったのだが、遊歩道の金太郎が減っていないか? と、杉並区民にしか解らない振りで始めてしまったので、一応区外の人向けに説明しておくと、 杉並区内の古い小川もしくは用水路などを暗渠化したような小道が遊歩道として整備された際、 その車止めの柵として金太郎のイラストの付いた柵が立てられるものだと思っていたのだが、 最近取り替えられたような柵にはそれが見当たらないので、このままでは絶滅するのではないかと思った、という話。 まあ、百聞は一見にしかず、ということで、写真を並べてみよう。 撮影場所は今川、梅里、上井草、下高井戸、成田西など。 どれがどこかは……、EXIF とか見ればいいよね。 どれも薄汚れて、新しいものはないことが見て取れる。 このまま無くなってしまうのか、今後の金太郎の運命に注目しておこう。

2015年

本年も相変わらずのペースだと思いますがよろしくお付き合いのほどを。